こんにちは、竹森にこです。
月経前症候群(PMS)って辛いですよね。中でも主に精神的に重たい症状が出てしまう月経前気分不快障害(PMDD)のために人格が変わってしまうお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
突然暴れ回ったり、攻撃的になってしまって苦しかった過去のある私が、実際に改善した方法をお伝えします!
PMDDには治療が必要なので、低用量ピルの服用が効果的ですが、副作用など抵抗がある方もいるでしょう。
この記事で、低用量ピルの効果、副作用、飲み方、費用がわかります。
服用方法がイメージでき、PMDD治療への第一歩の後押しになりますように。
毎日が穏やかに過ごせるように応援しています。
低用量ピルを服用すると起こること
低用量ピルとは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンが配合された薬のことで、服用することによって排卵の抑制、子宮内膜の抑制、女性ホルモンのバランスを整える効果があります。
PMDD治療に使用されるヤーズフレックス配合錠の飲み方
低用量ピルにもさまざまな種類がありますが、PMDDの治療に使用されるものはヤーズフレックス配合錠が一般的なようです。
こちらは1日1錠、決まった時間に毎日服用します。
基本的には120日間毎日飲み続け、その後4日お休みしたあと、また120日間飲み続けるサイクルを繰り返していく服用方法になります。
途中出血が3日続いたら休薬などありますので、かかりつけの医師に必ず服用方法を確認してください。
メリット
低用量ピル服用している間は生理が来ません!
女性ホルモンのバランスも整えてくれるので、生理前の症状が緩和される効果があります。
また、排卵に伴う卵巣のダメージを軽減されるため、卵巣がんの発症率の低下、
子宮内膜の抑制により、子宮体がんの発症率の低下という病気を防ぐ効果もあります。
デメリット
低用量のピルなので、副作用は少ないといわれていますが人によっては頭痛、吐き気、むくみなど感じる方もいるようです。
また、血栓症のリスクもありますので、定期的に検診、血液検査をすることが重要になってきます。
なにか不安なことがあればすぐに医師に相談しましょう。
他には医師の診断が必要、費用がかかる、毎日の薬の管理などが挙げられます。
私が感じたのはメリットの多さ
私は、副作用の頭痛とむくみに悩んでいる友人がいたので、飲み始めるまではとても不安でした。
飲み始めの1ヶ月はむくみが気になったように感じましたが、その後は特に副作用を感じることもなく、服用を続けて3年になりますが血液検査の結果も正常です。
毎日の薬の管理も少し手間に感じますが、リマインドや、服用何日目かなど管理してくれるアプリがありますので、習慣になるのも早かったです。
そしてこのヤーズフレックス配合錠は120日間飲み続けるので訳4ヶ月生理が来ません。言うまでもなく楽になりますよね。もちろん生理前の症状もありません。はっきり言って天国です。
休薬のタイミングで生理が来ます。あくまでも私の場合ですが、女性ホルモンのコントロールが出来ているからなのか、生理痛もほぼほぼありません。
ですが食欲のリミッターが馬鹿にはなる気がします…
かかる費用は保険適用で3ヶ月約9,000円ほど
デメリットに挙げた費用がかかる点ですが、PMDDには治療が必要なので保険適用の薬です。
私の場合は診療代も含めて、3ヶ月で約9,000円ほどかかっています。
1年で約36,000円かかっている計算になりますね。
長期的に見ても費用<メリット
いくら保険適用だといっても、長期的に見て一体いくらまで払うことになるんだろうと思いますが、薬の服用がないとまた感情がコントロールできず攻撃的になってしまうことを考えると手放せません。
また、それに併せて生理が来ないこと、病気の予防などさまざまな嬉しい効果があるので費用以上のメリットがあるんだと感じています。
快適に生きていくための必要経費だと言い聞かせています。
悩んでいる方はぜひPMDDを診てくれる婦人科へ
私はPMDDだとわかる前は心療内科や漢方など回り道をしてきました。(その結果婦人科に辿り着くことになりましたが)
今この記事を読んでいる方は、PMDDなのでは?と悩んでいる方が多いと思います。大したことないかも、PMDDじゃないかも、と自分で決める前にぜひ婦人科で相談してみてください。
病院の診療項目にPMSだけでなく、PMDDの記載があるところだと相談もしやすいと思います。
PMDDではなくPMSだってもちろん治療をした方がいい方もいます。つらいなと思ったら自己判断せずに我慢せず医師に相談を。
一緒にモヤモヤを減らしていきましょう。
参考:PILL FACTBOOK(経口避妊薬ファクトブック)
どうかつらい日々から抜け出せますように。
コメント